レチノールどう始める?敏感肌でも失敗しない夜ケアの最初の3週間

目次

はじめに

“攻め”じゃなくて“育てる”レチノール。最初の3週間で土台づくり

BEAUNOTE読者のみんなへ。レチノールは一気に効かせるより、肌のバリアを守りながら静かに習慣化するのがコツ。ここでは敏感肌でも進められる3週間のスタータープランを、夜ケアの手順・朝の守り・お助けリカバリまでセットでまとめます。ゴールは「刺激を最小化しつつ、なめらかさと手触りの変化をそっと感じ始める」こと。まずは焦らず、ルールを味方に始めよ。

始める前に

パッチテストと「休む勇気」

はじめの夜、耳の後ろ or 二の腕内側に米粒大を塗り、48時間の反応をチェック。違和感があれば中断して保湿に切り替えます。
レチノールは一時的に乾燥感やピリつきが出やすい成分。シンプル保湿に切り替える“休みの日”をプラン内に組み込み、無理に続けないのが結果的に早道です。

準備するもの

夜用3点+朝の最重要1点

夜:(1)やさしい洗顔、(2)セラミド系の保湿クリーム、(3)低濃度レチノール(0.1〜0.3%程度、無香料・スクワラン基剤だとマイルド)。
朝:(4)日焼け止め SPF50+/PA++++(ジェルよりもミルクやエマルジョンが乾燥しにくい)。
相性サポートとして、ナイアシンアミド(2〜5%程度)やパンテノールの美容液があるとバリアの機嫌取りに便利。

最初の3週間ロードマップ

Week 0(前日〜当日)|パッチテスト&保湿強化

パッチテストで大丈夫を確認できたら、当日は夜に保湿をしっかり仕込む準備日に。入浴後すぐ保湿、寝具の摩擦対策も意識。

Week 1|“隔日×米粒大”で肌に挨拶(計2回)

月・木など2夜だけ。洗顔→化粧水→クリーム少量レチノール米粒大顔全体に点置きして薄く伸ばす→仕上げにもう一度クリームでサンド(通称サンドイッチ塗り)。
刺激を感じたらその場で中止して、ワセリン薄膜 or クリームでフタ。

Week 2|“2連続しない×3回”でリズム化(計3回)

火・金・日など1日おきに3回。量は引き続き米粒大。違和感がなければ目の骨の外側までエリアを少し広げてもOK(まぶた直塗りは避ける)。夜はできるだけ早寝、加湿器をつけて乾燥回避。

Week 3|“最大隔日×4回”で定着(計4回)

問題なければ隔日運用で4回。ここで初めて米粒大→小豆1/3粒にほんの少し増量も検討可(無理はしない)。少しつっぱる日は、レチノール前後のクリーム量を増やすか、1回お休みでOK。

夜の基本手順(共通)

5ステップの“優しい導線”

①ぬるま湯&やさしい洗顔(こすらない)→②化粧水はハンドプレスで水分だけ補給→③保湿クリームを薄く(バリアのクッション)→④レチノール米粒大で点置き(額・両頬・鼻・顎)し、こすらず薄く伸ばす→⑤もう一度クリームでサンド
首やデコルテは慣れてから。目のキワ・小鼻のワレやすい所は薄塗り or 回避。

朝の守り

日焼け止めは“たっぷり2層”で

朝はレチノールを使わず、日焼け止めをムラなく2回に分けて重ねます(額・頬・鼻・顎それぞれ豆粒大→全体になじませ→もう一度薄く重ね)。紫外線と乾燥は夜ケアの成果を崩しやすいので、日中の保湿ミストやこまめな塗り直しも味方に。

相性のよい/注意したい併用

味方:ナイアシンアミド・パンテノール・セラミド

乾燥やゆらぎやすい日は、夜ではなく朝にナイアシンアミド(2〜5%)を使うとバリアが整いやすい。クリームはセラミドAP/NP/EOP配合のものを。

様子見:高濃度AHA/BHA・高濃度ビタミンC

角質ケアや高濃度Cは刺激が重なりやすいので、最初の3週間は同じ夜に重ねない運用が安心。使うなら別日 or 朝へ。

もしヒリついたら

“1回休む→保湿厚め→戻す”の三段構え

ヒリつき・赤み・粉ふきが出たら即おやすみ。2〜3日はセラミドクリーム+ワセリン薄膜で“保湿の二重フタ”に。落ち着いたら量を米粒大に戻す/頻度を週1〜2に下げる。改善しない時は皮膚科へ。

よくある質問

Q. 妊娠・授乳中は?

この期間の使用可否は医師と相談を。自己判断では始めないこと。

Q. 目元の小じわに塗っていい?

最初の3週間は骨の外側までにとどめ、様子を見て範囲を広げるのが無難。

まとめ

“隔日・米粒大・サンド塗り”。守りを厚く、少しずつ前へ

最初の3週間は回数よりもコンディション。うまく休みを入れながら、隔日・米粒大・サンド塗り+朝のUVで地ならしを。肌の「今日は行ける/今日は休む」のサインを尊重できた人から、ちゃんと進みます。やさしく、続けよ。


※本記事は一般的なスキンケア情報であり、医療・治療行為を目的としません。刺激・赤み・かゆみ等の違和感が続く場合は使用を中止し、皮膚科専門医へご相談ください。妊娠・授乳中、皮膚疾患治療中の方は開始前に医師へ必ず確認を。紫外線対策は通年で行ってください。

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