午後3時の崩れは“朝の仕込み”で8割決まる——テカり・毛穴落ち・粉吹き…実は同じ「水分と油分のバランス崩れ」が根っこにあります。この記事では、スキンケアとベースの順番・量・選び方をプロ目線で整理。すぐ試せる手順と、ありがちなNGをQ&Aで一気に解決します。
🩷 崩れの正体をミニ解剖:バランス・摩擦・環境の三角関係

まずは「なぜ午後に崩れるのか」を3ポイントで把握しましょう。原因が見えれば対策は半分完了です。
- 内側カラカラ→表面ギトギト:水分不足は皮脂分泌を促すため、Tゾーンのテカりと毛穴落ちが同時に起きやすい。
- 層の相性ミスマッチ:水系→油系→シリコーン系の順が乱れると、ヨレやムラづき、酸化くすみを招きやすい。
- 日中の摩擦&湿度:マスク・前髪・手の接触、エアコンの乾燥や屋外湿度差が、ファンデ層を削っていく。
まとめ: 「水分不足→皮脂過多」「層の順番」「日中の摩擦」が三大要因。次章で“朝の仕込み”を整えて土台から崩れにくくします。
🎀 スキンケア編:やりすぎ保湿・順番ミスをリセット
「保湿=多いほど良い」は誤解。水分は“複数回の薄付け”、油分は“必要部位だけ”が午後の運命を変えます。
装飾メモ:水系→乳液系→日焼け止め(UV)の層順は崩れにくい基本。粘度が高いものを先に塗るとモロモロの元。
- 化粧水は2〜3回、手のひら圧で薄く重ねて角層に留めるイメージにすると、後の油分が最小で済む。
- 乳液・クリームは頬と口周り中心に点置き→内から外へ。Tゾーンは“残り手”で薄ベールにとどめる。
- UVは顔全体に丁寧に。量はパール2粒目安を“二度塗り”で。摩擦ゼロのスタンプ塗りがヨレ防止に有効。
まとめ: 水分は薄く分割、油分は必要部位だけ、UVは規定量を二度塗り。これで「内乾外油」を抑え、午後の皮脂暴走をブレーキします。
✨ ベースメイク編:崩れない“層の作り方”完全手順

道具を増やすより“順番と量”が命。最小構成でも美持続はつくれます。
- 皮脂プライマーは“小鼻・眉間・あご”の点だけ。広範囲は乾燥を招き、逆にムラになる。
- 色ムラ補正は部分コントロール:小鼻横の赤み、目周りのくすみだけコントロールカラーで整える。
- ファンデは“薄膜1回”。頬の高い位置から外へ。Tゾーンはスポンジに残った分のみで十分。
- コンシーラーは後の点修正。ヨレやすい目尻や口角は薄く置いて境目をとにかくボカす。
- 仕上げは“部分パウダー”:小鼻・眉間・まぶた・前髪が触れるおでこだけ薄く。頬はツヤを残す。
まとめ: 皮脂対策は“点”、色補正は“部分”、ファンデは“薄膜”。粉は必要部位のみ。メリハリのある層で午後もフラットが続きます。
🌸 日中ケア編:オフィスでできるミニ対策
直すのではなく「削らない・足しすぎない」発想へ。小さな習慣で持ちが跳ね上がります。
- テカりは皮脂取り紙で“押さえる→5秒待つ→離す”。こする動きは毛穴落ちを悪化させる。
- ミストは“微粒子×2プッシュ”を顔上から霧をくぐる程度。近距離噴射はムラの原因。
- 前髪の油移り対策に、昼休みにだけおでこへ極薄パウダー。朝から厚塗りしないのがコツ。
- マスクの内側はティッシュ一枚挟みで湿気コントロール。会話直後の口角ヨレを最小化。
まとめ: 「押さえる→足す→固定」の順を守れば、厚塗り感ゼロで復活。崩れの再発も抑えられます。
よくあるNG/Q&A
午後3時の“あるある”を10問で一気に解決。短文でサクッとチェックできます。
- Q:テカるから朝のクリームを抜けば良い?/A:抜きすぎは皮脂暴走。頬中心に点置きで“量の最適化”が正解。
- Q:皮脂プライマーは全顔が安心?/A:全顔は乾燥のもと。小鼻・眉間・あごなど“局所使い”だけに限定。
- Q:ミストは近距離たっぷりが密着?/A:近すぎは水滴ムラ。顔上30cmから2プッシュで“霧をくぐる”。
- Q:粉で徹底固定すれば崩れない?/A:厚粉は割れの原因。Tゾーンとまぶた等“可動部だけ”極薄に。
- Q:日焼け止めは軽い量でOK?/A:量不足はヨレとくすみの原因。推奨量を“二度塗り”分割が安定。
- Q:色ムラは下地で全面補正?/A:全顔補正は重さに直結。赤み・くすみは“部分色補正”で十分。
- Q:化粧直しはクッションで上塗り?/A:皮脂オフ→ミスト→薄く重ねの順。上書きだけはヨレ拡大。
- Q:前髪が触れておでこが崩れる…/A:昼休みだけおでこ薄パウダー+前髪の毛先オイルを最小に。
- Q:毛穴落ちはパウダー多めで埋める?/A:粉詰まりで悪化。スポンジで“押さえてならす”が先決。
- Q:夕方のくすみはファンデのせい?/A:酸化×乾燥が主因。朝の保湿量見直しと日中の摩擦対策を。
まとめ: 全顔で“盛る”のをやめ、要点を“点と部分”で管理すると午後の表情が軽くなります。
※肌質・生活環境には個人差があります。スキンケア・メイクの方法は刺激の少ない範囲で試し、合わない場合は使用を中止してください。医療的判断が必要な症状は医療機関へご相談を。
